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※掲載価格は取材当時の価格です。
受け継がれる、
庶民派天ぷらの醍醐味。
天ぷら 大吉
電話 | 06-6644-2958 |
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営業時間 |
平日 11:30~15:00 17:00~23:00(LO22:30) 土日祝 11:00~15:00 17:00~23:00(LO22:30) |
定休日 | 毎週月曜日※祝日の場合は翌日 ※営業時間、定休日につきましては、都合により変更となる場合がございます。 |
深夜の堺魚市場で噂の天ぷら「大吉」
「深夜の開店だから無理」「終電が終わってから堺に行くのが難しい」
「深夜なのに行列がすごいから…」本店のハードルはかなりの高さ。
行くのが難しかった人々にとって噂に聞く「大吉」が、その正体を広く知られることになった日が2007年の6月27日、なんばこめじるしオープンの日でした。
本店は、堺の魚市場の一角に存在しています。
今は亡きご主人が魚屋で働いていた縁で構えたお店で、開店時間は深夜0時から午前9時頃まで。
その立地条件や営業時間から、多くの人にとって幻の存在だったことは言うまでもありません。
庶民的なスタイルで天ぷらを気軽に
天ぷらの注文は、お客様が伝票に書き込んで渡す庶民的なスタイル。
注文が通ってから目の前でカラリと揚げられるのも、てんこ盛りの大根おろしが入ったちょっと甘めの天つゆも本店と同じです。
ネタは魚介から肉、野菜まで日替りで60種以上。
一品100円からなので、目一杯食べても三千円もあればおつりがくる価格設定や、「一キロで四杯とちょっとしかとられへん」と、実は儲けにならないうまみの濃いアサリの味噌汁も、その殻を床に落とすスタイルも踏襲されています。
「床にアサリの殻を捨てられへんのやったら、残念やけど出店は無理やわ」と、出店を見送りかけたという逸話もありました。
もちろん、OKが出たからこうして今があります。
ランチメニューはなんこめならでは
深夜の名店がお昼でも楽しめるのは、なんばこめじるしならでは。
平日昼にはボリュームセット・店主おすすめセット・天丼セット・レディスセットとコスパの高いランチメニューがご用意されています。
夜には毎日来ても飽きないようなアテやおかずなどの日替り惣菜が登場。
「守るところと、新しくするところがある。本店だけなら、気付くことのなかった面白さがあるね」と、なんばこめじるし店の切り盛りをする弟の津本啓之(つもと・けいし)さん。
本店よりもかなりこざっぱりした店構えでも、「ええ素材をがっと仕入れて、がっと売り切る」威勢の良さは同じ。
庶民派天ぷらの醍醐味は、なんばこめじるしでも間違いなく受け継がれています。